シャブリーマン禁太郎
僕の知り合いに変わった人がいる。
名前は車武禁太郎。車武と書いて「くるまたけ」と読むのだが、音読みだと「シャブ」になるので、みんなからは「シャブ禁太郎」というあだ名で呼ばれている。
ガリガリにやせ細った身体に背中に大きな虎の刺青、そして角刈りパンチパーマという特徴的な見た目をしているが性格は気弱で人と会話することに苦手意識を持っている。
だが僕はそんな禁太郎が好きだ。
なぜなら彼は
金が混じったウンコをするからだ。
僕は何度も禁太郎のウンコに救われた。
彼女に借金だらけなのがバレて振られそうになったとき、禁太郎が僕の前で金のウンコをしたお陰で僕は借金を全額返済できた。
感謝してもしきれない。
もし僕が、金の混じったウンコが出る体質だったら、禁太郎の前でたくさんのウンコをして恩返ししたい。
でももうそれはできない。
人は、別れに直面すると、その人への感謝の気持ちがポロポロと溢れ出てくる。
そんな悲しい生き物なのだ。
禁太郎。僕は今、禁太郎に対する感謝の気持ちをブログに綴ってます。
だから禁太郎、
キャバクラなんて行かずにとっとと帰ってきてください。
あなたのお母さんのセフレが作った飯が冷めてしまいます。
そのセフレこそ
僕です。
今まで黙っててごめん禁太郎。
許してくれ!!
お前がシャブやってること、黙ってやるから!!!